電気工事 新築工事の流れ ~コンクリート造RC編~

こんな方にお役に立てる記事
  • 電気工事はどんなことをするの
  • 実際の工事の流れを教えて
  • 実際に経験者から聞きたい

今回電気工事の仕事内容をご説明致します。

この記事はコンクリート造の建物の簡単な流れを説明していきます。

同じ建物は1つとしてないので、経験に基づいたコンクリート造の建物でご説明します。

電気工事の簡単な工事の流れ
  1. 地中梁スリーブ入れ
  2. 土間配管工事
  3. 建込工事
  4. スラブ配管工事
  5. 配線工事
  6. 仕込工事
  7. ボード開口
  8. 器具取付

前回の記事を見てない方はこちら

コバッチ

簡単に説明していきます

記事の内容

地中梁スリーブ工事

地中梁スリーブ工事とは

建物の土台となる地中梁と呼ばれるコンクリートの構造体に、太いケーブルを通すためにあらかじめ大きな穴をあけるようにする工事

地中梁スリーブ工事の目的

コンクリートで造る建物は大規模な建物が多いです(ビル、マンションなど)

大規模な建物を造るということは電気も多く使うということで使用するケーブルの太さも大きくなります

使用するケーブルを隠蔽するためには人が通らない地下(地下ピット)などに配線する必要があり、そのときに地中梁と呼ばれる構造物が干渉する為電線を通す穴を開ける必要があります

地中梁とは

建物の基礎部分や地下を支えるために地中で埋められた構造物のこと

コバッチ

大きな穴を開けるために紙スリーブやVU管つば付鋼管スリーブを中梁に入れます。

つば付鋼管スリーブ

どうやって工事をするの

地中梁は、鉄筋で組み合わされて型枠と呼ばれる枠を造ってコンクリートを流し込みます。

型枠が造る前に鉄筋の状態のときに、必要な場所・適正な寸法をもとに鉄筋とスリーブを結束線で固定します

地中梁スリーブ工事風景

土間配管工事

土間配管工事とは

コンクリートの床に直接電線を埋め込むと電線が傷つき、または電線の抜き替えが不可能になるので電線を保護するPF管と呼ばれる配管を床のコンクリート内に打込む工事。

土間配管の目的

全ての建物に共通するのはまず建物の土台となる基礎工事その後床のコンクリートを打設します。

コンクリート打設風景

コンクリート造の場合も戸建て住宅同様に配管・配線を隠すために、床のコンクリートと一緒にPF管と呼ばれる保護管を一緒に埋めてしまいます

コバッチ

配管を保護するPF管を入れることにより電線の配線がしやすく電線の入替もできるんだよ。

PF管

どうやって工事をするの?

まずコンクリートは、コンクリートの弱点である引っ張り力を補う鉄筋を敷く必要があります。

コバッチ

詳しく説明するとうっ!!となるのでここではそういうものだという認識でOK

鉄筋を敷いたところにPF管という保護管、決まった長さで結束線と呼ばれる細くて柔らかい針金を使い、鉄筋またはワイヤーメッシュに固定をします

土間配管工事風景

建込工事

建込工事とは

コンクリートの壁に必要に応じて、樹脂BOXや樹脂配管をコンクリートの壁内に、取り付け又は配管を行うための工事。

建込工事の目的

コンクリート造の場合、壁がコンクリートで完成する場合、スイッチやコンセントなどはコンクリート内に樹脂BOXを取付ける必要があります

または上階へ電線を通すために、PF管を壁内を通し、上階へ配管するため必要があります

樹脂BOX

どうやって工事をするの

壁のコンクリートも地中梁と同様鉄筋を組んで型枠を組み立てます、型枠を造る前に鉄筋にBOXや配管を結束線で鉄筋に固定します

コバッチ

しっかり固定しないとコンクリートでBOXが取れたりしたら大変

建込工事風景

スラブ配管工事

スラブ配管工事とは

建物の階数それぞれの床(スラブ)に、土間配管同様に電線を保護するPF管と呼ばれる配管、樹脂ボックスをコンクリート内に取付固定する工事。

スラブ配管の目的

先ほどの土間配管とほぼ目的は同じですが、すこし違う点が、土間配管は最下層の床スラブは各階の床になります

例でいうと、スラブは2階の床=1階の天井になります、なので1階の天井に照明器具などが付く場合などは、樹脂BOXや配線を支持する材料を取り付ける必要があるのが違いです

ここでいうスラブとは最下層の床以外の各階の床のコンクリートを指す

どうやって工事をするの?

土間配管工事と同様に配管を、結束線と呼ばれる細くて柔らかい針金を使い、鉄筋またはワイヤーメッシュに固定また樹脂BOXを釘等で型枠に固定します

スラブ配管工事風景

配線工事

配線工事とは

電気を使用する機器に(照明・コンセント・エアコン)電気が流れるように電線を、必要な場所に配線するための工事。

配線工事の目的

電気を使用する機器に、電気を送るための電線をそれぞれ使用する場所に配線・配管をしていきます。

配線工事風景

どうやって工事をするの?

軽量鉄骨材とは

内装工事に用いられる材料天井や壁の下地に(骨組み)に用いる、LGSとも呼ばれる

戸建て住宅の場合は木軸で説明したので今回軽量鉄骨材で説明します。

軽量鉄骨材も同様に、電気を使用する機器の場所まで配線や配管をしていき、電線を軽量鉄骨材に用いる寸切りにケーブル支持材を使用して配線していきます

ケーブル支持材

コバッチ

ケーブルラック等様々な配線方法があるけど今回は簡易的に説明しています。

仕込工事

“仕込工事とは

コンセントや照明器具を固定するため、あらかじめ壁内や天井内に、ボックスや固定支持材を設置する事。

仕込工事の目的

照明器具等の重量があるものは万が一、普段生活しているときに照明器具の落下やぐらつきを防ぐためにも必ず仕込工事が必要になります。

仕込工事風景(コンセント取付)

どうやって工事をするの?

軽量鉄骨材の場合だと、コンセントやスイッチが設置する壁(間仕切り壁)に軽量鉄骨材取付用の金物を取付ボックスをビスなどで固定します

天井の場合だと、照明器具などの重量があるものは、照明器具が設置する天井に寸切りをスラブから固定する方法があります

コバッチ

仕込工事を疎かにすると最後の器具取付工事が大変になるよ!!

ボード開口工事

ボード開口工事とは

先ほど仕込工事で行ったボックスにボードと呼ばれる、壁の材料を貼った後に、コンセントやスイッチを取り付けできるように穴を開けていく工事。

ボード工事の目的

コンセントやスイッチなどは極力大きく壁から出ないように壁の中に埋め込んでいます

そこで埋め込むために先ほどのボックスを仕込んだところに穴をあける工事が必要になります

生活する人がスイッチやコンセントにぶつけない為や見栄えを良くするためにです。

ボード開口工事風景

どうやって工事をするの?

あらかじめボックスを設置しているところに目印をしておき、引き廻しやボックス専用の電動工具で穴を開けるようにします

器具取付工事

器具取付工事とは

一番最後の仕上げ壁や天井が塗装やクロス等、仕上げった箇所に分電盤や照明器具やコンセント、スイッチを取り付ける工事になります。

器具取付工事の目的

必要な場所に明かりや機器を利用する人が過ごしやすいように照明器具やスイッチコンセントを設置するために行います!!

器具取付工事風景①

器具取付工事風景②

どうやって工事をするの?

仕込工事で設置したボックスにコンセントをビスで固定したり、あらかじめ天井に設置した寸切りに照明器具を固定します

コバッチ

もうここまでくれば完成です。

まとめ

今回はコンクリート造で説明しましたが戸建て(木軸)と比べると作業量が増えていますですがそこまで難しいことはありません

今回も部分部分でしか簡易的にしか説明していないので細かい工事内容はありますが、戸建て住宅同様大まかに仕事の流れを知っているだけでも理解度が深まり、仕事への取り組みも違ってきます。

電気工事を始められる方DIYをされる方などにもお役に立てれば嬉しく思います

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この記事を書いた人

電気工事士歴10年以上|年間工事の売上高平均1億円以上の施工実績から得た知識でお家の電気についてわかりやすく解説しています。
お家の電気工事|電力会社の比較|電気代を安くする方法|光回線の情報を常にアップデート。

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